レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーは、「ルイス・ハミルトンはマクラーレンにいればこそ気持ちよくドライブできるのであり、噂になっているようにレッドブルに彼を招き入れればチームのバランスが崩れかねない」と語った。
今季末でマクラーレンとの契約が切れるハミルトンの周囲では、レッドブルやメルセデスAMGへの移籍話が絶えない。マーク・ウェーバーの引退が近いという噂とセットで語られることも多いが、ホーナー代表はその場合でも陣営内の若手の一人を呼び寄せると主張する。
「ハミルトンがレッドブルでドライブするという光景が私には想像できない。彼は現状のチームを快適に感じていて、われわれも現在の2人に非常に満足している。しかもわれわれのグループは、ベルニュとリチャルドの2人をF1の世界に引き入れたばかりだ。レッドブル・レーシングに何が起きても、まずはグループ内部の異動を最優先に考えるのが普通だよ。若い頃から育成したドライバーで力を発揮できるのが、レッドブルの凄みなんじゃないかな」