【ジュネーブモーターショー12】ホンダNSXコンセプト、欧州デビュー…既存のスーパーカーに挑戦状

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ホンダNSXコンセプト(ジュネーブモーターショー12)
ホンダNSXコンセプト(ジュネーブモーターショー12) 全 5 枚 拡大写真

6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー12。目立ったワールドプレミアのなかったホンダブースのハイライトは、欧州初公開の『NSXコンセプト』だ。

NSXコンセプトは2012年1月、デトロイトモーターショー12でワールドプレミア。この時は、ホンダの北米向け高級車ブランド、アキュラからの出展だった。その後、2月に日本で初公開。ホンダエンブレムを付けたNSXコンセプトが披露されている。

今回、ホンダブースに展示されたNSXコンセプトは、2月に日本で披露された車両と同じ。ハンドル位置も日本公開時と同じく、左であることが確認できた。

それでは、今回のジュネーブモーターショー12への出展の狙いは何か。それはフェラーリやランボルギーニなど、スーパーカーの生まれ故郷、欧州市場において、「3年以内にNSXコンセプトを発売する」と宣言するために他ならない。

すでに公表されている通り、NSXコンセプトには「スポーツハイブリッドSH(スーパー・ハンドリング)-AWD」を採用。このハイブリッドシステムは、ミッドシップに新世代VTECを採用した直噴V型6気筒ガソリンエンジンを置き、後輪を駆動。エンジンをアシストするモーターとは別に、前輪左右にインホイールモーターを組み込んだ4WDのハイブリッドとなる。

「多くのスーパーカーが大排気量エンジンでパワーを稼いでいる。NSXコンセプトは既存のスーパーカーとは異なり、パワーウェイトレシオという真のレーシングフィロソフィーを表現する」というのがホンダの説明。ホンダの伊東孝紳社長も、「ファントゥドライブこそNSXのスピリット。しかし、これからのスーパーカーは環境性能にも十分に配慮することが必要」と述べ、既存のスーパーカーとの違いをアピールしている。

《森脇稔》

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