日産自動車が2010年末、日米市場で発売した量産自動車メーカー初の市販EV、『リーフ』。同車がデビュー2年を経た2012年末、米国で初の改良を受ける可能性が出てきた。
これは20日、米国の『デトロイトニュース』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じた日産アメリカの商品企画ディレクター、マーク・ペリー氏は、2012年末、米国テネシー州スマーナ工場でリーフの現地生産が始まるのに合わせて、米国で販売されるリーフに初の改良を施す意向を示したという。
改良の大きなポイントが、最大航続可能距離のさらなる延長。マーク・ペリー氏によると、これはヒーター(暖房)システムの効率化追求によって実現するもので、冬期の航続距離が現行比で20〜25マイル(約32〜40km)伸びるという。
また、レザーシートやダーク色のインテリアを用意。米国の顧客の嗜好に合わせた改良がリーフに施されるとのこと。
日産は、全米50州にリーフの販売エリアを拡大したばかり。2011年は米国で年間9700台を販売したリーフだが、2012年末の現地生産開始を受けて、倍増のセールスを目指す。