[提携]グリー×レベルファイブ…ソーシャルゲームの勢いはすごい

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グリー×レベルファイブ、業務提携による共同記者発表会 ― 日野社長「しっかり作品が楽しめれば、それはゲーム業界」
グリー×レベルファイブ、業務提携による共同記者発表会 ― 日野社長「しっかり作品が楽しめれば、それはゲーム業界」 全 20 枚 拡大写真

レベルファイブとグリーは、グローバルでのソーシャルゲーム事業の強化を図る為、包括的な業務提携についての記者発表会をおこないました。

グリーからは代表取締役社長である田中良和氏と執行役員 マーケティング事業本部長の小竹讃久氏、レベルファイブからは代表取締役社長/CEOの日野晃博氏と執行役員の本村健氏がそれぞれ登壇。まずは両取締役からの挨拶から始まります。

■グリー・田中氏、レベルファイブ・日野氏による挨拶
田中氏は業務提携について「個人的にも非常に嬉しく思っています。レベルファイブさんは、自分たちにしか作れないようなレベルの高いコンテンツ制作をおこなっており、それこそ、私たちが一緒にやっていきたいと思った根底です。また、これまでのソーシャルゲームにはなかったテレビや映画をはじめさまざまなメディアと組み合わせたコンテンツ作りという部分について、レベルファイブさんの経験を活かしていきたい」とコメントしました。

なかでも今回の提携における最大の意義は、これまで家庭用ゲームへコンテンツを提供してきたレベルファイブが、新たな分野であるソーシャルゲームへ踏み出すことだといいます。これから両社が提供する日本のコンテンツが、世界に通じるものであると証明できたらという希望を述べました。

続いて日野氏は、昨今ソーシャルゲームの勢いはすごいものだと感じ、考え方を変えていく必要があるとコメント。ユーザーが携帯やスマートフォンでしっかりと作品を楽しめているのであれば、それは「ゲーム業界」であり、コンシューマゲームやソーシャルゲーム、モバイルといった敷居のない、同じゲーム業界ではないかと考えるようになったといいます。

さらに「私たちはコンシューマゲームでいくつかのタイトルをヒットさせたという自負はありますが、モバイルやソーシャルの世界というのはなかなか勝手がわからず、苦戦している状況です。そこで今回、グリーさんとしっかり提携していくことで、1つの成功例というものを作りたいと思います。田中社長はすごくゲームに対して深い理解をもっていらっしゃって、非常にコンテンツを大切にしてもらえると感じました。ゲーム業界が形を変えようとしている今、私たちはその変化の中で大きな存在になれればと思っています。今回の提携に関しては本気で取り組むつもりでいますので、どうぞ宜しくお願いします」と挨拶を締めくくりました。

■グリー・小竹氏が語るプラットフォームサイドの視点
さらに小竹氏より、プラットフォームサイドからの解説が入ります。全世界で1.9億人というユーザーを抱えているグリーは、グローバルなプラットフォームとして「GREE Platform」を展開していきたいという考えをすでに発表。世界中のユーザーが満足できるソーシャルゲームをどれだけ数多く用意できるかがポイントだとし、昨年から多くの日本デベロッパーによる魅力的なタイトルを順次発表しています。レベルファイブとの業務提携により、年代や性別を問わない先進的でクリエイティブなコンテンツの提供を期待しているとのことです。

レベルファイブではゲームという枠組みに留まらず、マンガや映画といった垣根を越えた展開をしており、グリーは単に媒体を越えるというだけでない、トータルのプロデュース力を高く評価。日本市場では年齢や性別にとらわれない新たなターゲット層の獲得による市場の拡大、またグローバル市場に向けてプラットフォーム事業を展開するにあたり、このコンテンツ力による世界市場の創出といった2つの意味で非常に大きな提携となることを述べました。

これから海外で事業を展開していくにあたり、国境を越えるためにもコンテンツの「総合プロデュース力」が重要だと考え、より世界中のユーザーに届けるために最大限のサポートをおこなっていきたいとのことです。

■レベルファイブ・本村氏による提供タイトルの発表
レベルファイブ初となるGREE向け3タイトルである『二ノ国大冒険モンスターズ』『イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)』『ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)』について、本村氏よりプレゼンテーションがおこなわれました。

『二ノ国大冒険モンスターズ』は、レベルファイブがニンテンドーDS/PS3向けに展開している『二ノ国』の雰囲気や世界観をベースに開発されたカードバトルゲームです。プレイヤーは『二ノ国』の世界を冒険しながら「イマージェン」と呼ばれるカードを収集したり、クエストや「RAIDバトル」といったボスとの戦闘を楽しんだりすることができます。サービス開始は4月を予定しており、事前登録もスタートしました。

『イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)』『ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)』は、それぞれのシリーズの特徴として子どもに人気となっていますが、今回は大人にも魅力となる「高級感」も意識しています。『イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)』では、プレイヤーが監督となって自分だけのチームを作り、日本一を目指すというものです。『ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)』では、大人に訴求するビジュアルやグラフィックも取り入れるとしていますが、現段階ではまだ詳細が決定していません。

この大きな柱となる3つのタイトルを皮切りに、今後もさまざまなタイトルをリリースしていきたいとのことです。

グリー×レベルファイブ、業務提携による共同記者発表会 ― 日野社長「しっかり作品が楽しめれば、それはゲーム業界」

《近藤智子@INSIDE》

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