【東京モーターサイクルショー12】JMCA認証マフラー普及で初出展

自動車 ビジネス 企業動向
東京ビッグサイト
東京ビッグサイト 全 1 枚 拡大写真

JMCA(全国二輪車用品連合会)は、23日から東京・江東区の東京ビッグサイトで開催する「東京モーターサイクルショー2012」に、JMCA認証マフラー普及のためのブースを初出展する。

会場では交換マフラー31社が製造するJMCA認証マフラーを一堂に展示し、各社が持ちまわりで駐在して、交換マフラーについての質問に応じる。法改正によって登場した認証マフラーだが、認知が進んでいないため。

認証マフラーは一目でわかるようにラベルが取り付けられているが、その意味が浸透していない。JMCAの張ケ谷敏也事務局長によると「新しい審査事務規定には、マフラー認証制度について記載されているが、通達がきちっと理解されていない場合もある。今でも我々が自動車検査登録事務所に出向いて研修会を行っている」。

二輪車では2011年度生産車両から、マフラー交換した車両でも加速走行騒音規制が導入された。これ以降の生産車両では、規制基準値以下であるという証明責任が所有者に課せられている。証明ができない交換マフラーを装着した公道走行は違法となる。

しかし、所有者が個別に試験機関に車両を持ち込みデータを収集することは、多額の車両の運送費や検査費用を負担しなければならず事実上は不可能。

そのため新たな認証制度では、登録性能確認機関が、メーカーの申請により市販前に規制基準以下であることを認証し、ユーザーの選択の一助とする。認証マフラーであれば、取締り機関による街頭検査や車検でも法定装備であることを示して、手続きをスムーズに行えるようになる。

JMCAはオートバイ向けの用品や卸、販売店や部品メーカー137社が参加する業界横断的な団体だが、メーカーでは認証を受け、販売店では認証マフラーしか取り扱わないようにして、カスタム車であっても騒音低減されるように努めている。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る