OBD-無線LANコネクタを利用しスマートフォンで運転診断・安全管理…国内初

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法人向けテレマティクスソリューション CiEMS利用イメージ
法人向けテレマティクスソリューション CiEMS利用イメージ 全 9 枚 拡大写真

SDVカーソリューションズは、テクトムと共同で、スマートフォンと車両情報取得用無線LAN端末「CAR~Wi」(OBDコネクタ用無線LANアダプタ)を活用し、運転中のリアルタイム情報を分析、ドライバーの安全運転を多面的にサポートする法人向け「CiEMS」サービスを3月29日より開始する。

スマートフォンと車両情報取得用無線LAN端末(「CAR~Wi」)を活用した法人向け安全運転、エコドライブの商用サービスとしては国内初の事例となる。

運輸業などでは、テレマティクスを活用した運行管理や運転診断などが導入されているが、中小企業では初期導入費やコストの高さなどから、こうしたシステムの導入は本格的な普及までには至っていない。今回SDVカーソリューションズが発表したサービスは、車両1台当たり初期費用2万円、月額980円と中小企業でも導入しやすい低コストで提供する。

「CiEMS」サービスは、車両のOBD(故障診断)コネクタに無線LANアダプタを取り付け、燃料消費量、エンジン回転数、速度などの車両情報を取得し、スマートフォンを通じて、クラウド上に情報を集める。

収集したデータは数値だけでなく、4パターンに運転者を分類し、対策の参考となる「運転傾向分析」を行ったり、急ブレーキや速度超過など、危険運転が発生した位置情報を地図として自動生成するなど、運転改善に有用なデータとしても提供。またリアルタイムで、燃費状況をスマートフォンに表示したり、速度超過を音声で知らせるなど、エコ、安全運転につながるガイドを行う。

スマートフォンや無線LANなど汎用の端末や技術を用いることで、専用機器が必要だった従来型サービスと比べて、3分の1以下のコストで導入・運用が可能になった。

《レスポンス編集部》

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