JX、エンジンオイルの劣化を抑制する技術で化学技術賞を受賞

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JX日鉱日石エネルギー、ZPテクノロジーで「化学技術賞」を受賞。左より、小宮健一、五十嵐仁一、岡崎 肇 (中央技術研究所長)、八木下和弘
JX日鉱日石エネルギー、ZPテクノロジーで「化学技術賞」を受賞。左より、小宮健一、五十嵐仁一、岡崎 肇 (中央技術研究所長)、八木下和弘 全 1 枚 拡大写真

JX日鉱日石エネルギーは26日、エンジンオイル用新規添加剤技術「ZPテクノロジー」の開発と実用化により、日本化学会の「化学技術賞」を受賞したと発表した。

日本化学会は、1878年に創立された国内最大の化学分野の学会であり、「化学技術賞」は、国内の化学工業技術に関して特に顕著な業績のあった者に対して与えられる賞。同社は、2006年の「サルファーフリー自動車燃料製造技術の開発」に次ぐ2度目の受賞となる。

エンジンオイルには、摩耗・酸化防止のために硫黄分を含む添加剤が長年使用されているが、エンジンオイルを劣化させる大きな原因ともなっていた。

同社は、硫黄分を全く含まない摩耗防止剤「ZP1」を最適配合する添加剤処方技術「ZPテクノロジー」を開発。添加剤の劣化を抑えることに成功した。

ZPテクノロジーは、エンジンオイルの清浄性の持続力や自動車の省燃費性向上などの環境性能向上に大きく貢献する技術として高い評価を受け、今回の受賞となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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