天然ガス液化燃料化で国産技術を確立…JXやコスモなど参加

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写真はインドのタタモーターズが2012年内に発売予定の天然ガス車
写真はインドのタタモーターズが2012年内に発売予定の天然ガス車 全 3 枚 拡大写真

日本GTL技術研究組合は29日、商業規模で利用可能な国産の天然ガス液化燃料化技術、JAPAN-GTLを確立したと発表。JAPAN-GTL技術の実証研究で、全ての研究目標を達成した。

日本GTL技術研究組合は、日本独自のGTL技術であるJAPAN-GTLプロセスの商業規模での技術の確立に向け、国際石油開発帝石、JX日鉱日石エネルギー、石油資源開発、コスモ石油、新日鉄エンジニアリング、千代田化工建設の民間6社が2006年10月に設立。同組合は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構と共同で「JAPAN-GTL実証研究」を実施していた。

同実証研究では、東京都の路線バスを用いたGTL軽油100%による約3カ月半の走行試験などを行い、JAPAN-GTL技術により製造した製品が、クリーンな燃料として利用できることを確認した。

JAPAN-GTLプロセスは、炭酸ガスを含有する天然ガスをそのまま利用することが可能な世界初の技術であり、今後、天然ガス、シェールガスなどから、硫黄分及び芳香族を含まないクリーンなナフサ・灯軽油などの石油製品を製造することが可能となる。

《村尾純司@DAYS》

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