東洋ゴム工業は2日、スノー性能を備えた夏用タイヤ『CFt』のサイズ展開を拡大し、4月より本格販売を開始すると発表した。
CFtは、トレッドパターンデザインに非対称パターンを採用。IN側にはブロック基調のウェーブサイプで冬性能を重視、OUT側はリブ基調のストレートサイプを採用し夏タイヤ性能を発揮する。
また、IN側にはドライ/ウェットなどの様々な性能をバランス良く発揮するゴム配合を、OUT側にはスノー&ドライ路面で高いグリップ力を発揮するゴム配合とし、夏タイヤに冬性能を付加することを実現するため最適な非対称ゴム配合とした。
東洋ゴム工業では、「突然の雪でも街中で安心して走行できる夏タイヤがほしい」など、都市圏を中心とした非降雪地域のドライバーから寄せられたさまざまなニーズを聴き取り、夏タイヤ性能に冬タイヤ性能を兼備したクロスファンクショナルタイヤを新たに開発。
国内販売会社のトーヨータイヤジャパンでは、これを新ジャンルの乗用車用タイヤ「CFt」として、昨年9月より全国のトーヨータイヤショップ会を通じて先行販売を実施した。
販売が好評だったことを受け、サイズ展開をさらに充実させるとともに、販売チャネルを全ての流通経路に拡大。4月14日より、本格的に販売を開始する。