HRTがFIAに対しケータハムの調査を要求

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
フォースインディア2010年
フォースインディア2010年 全 8 枚 拡大写真
F1チームのHRTは、2010年中のフォースインディアが知的所有権を有していたパーツの流用で、ケーターハム(当時ロータス・レーシング、のちチーム・ロータス)が実際に利益を得たかどうかの調査を、FIAに要求したと公表した。

きっかけとなったのは、ロンドンの裁判所が、乱流生成翼(ボーテックスジェネレーター)リヤブレーキダクトの下半分、リヤビューミラーなどを具体的に指摘して、フォースインディアのCADファイルのコピーをケーターハムが入手したと認定した判決だ。ケーターハムはすでに法的に賠償を命じられたが、ことの成り行きによってはFIAからこれを上回る処分を科される可能性がある。

HRTがこの問題をあえて持ち出した理由は、ケーターハムの2010年リザルトが遡及で取り消された場合、2500万ドル前後の分配金がHRTに転がり込むからだと言われている。

「HRTは英国高等法院判決を踏まえた再調査を正式に要求し、今後も適切と判断するあらゆる手段を行使する。仮に不適切な行動によって利益を得た者がいたりHRTの不利に働いていたのなら、断固とした姿勢を示すことになる」

コンコルド協定第三条には、チームは知的所有権を有しない特定のパーツの使用を禁じると書かれている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  5. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る