伝説のF1ドライバー、ジル・ビルヌーブ。その命日である5月8日、フェラーリが執り行うセレモニーで、息子の元ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブが1979年型フェラーリ「312 T4」をドライブすることが決まった。
ジル・ビルヌーブはフェラーリのチームメート、ジョディ・シェクターを追う2位でタイトルを追っていた1982年に、ゾルダーでの予選中の事故で落命した。そのキャリアでフェラーリにおける優勝は6回を数えた。
チームウェブサイトでは、ジル・ビルヌーブと今回の企画を以下のように紹介している。
「フェラーリの歴史に、過去もこれからも名誉ある地位を占める一人のドライバーを思い出してもらう上で、相応しい機会であると考えます。彼の想い出は今も色あせることはなく、マラネロで働く多くの者の心に生きています。彼の資質、スピード、向こう見ずと背中合わせの勇猛さなどが、録画や伝記でしか彼を知らない若いファンも含めて今日も愛され続ける理由なのでしょう」