電池の残存簿価試算でEV価格圧縮…「将来はわからない」三菱益子社長

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車 益子修社長
三菱自動車 益子修社長 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車は、『i-MiEV』に搭載されていた使用済み電池を蓄電池として活用する「M-tech Labo」を公開した。

EVに使用された電池を、蓄電池などとしてリユースする手法が確立すれば、車載用電池の残存簿価を試算することができるようになる。結果としてEVの価格を低減できる可能性が生まれるが、これについて益子修社長は「その考えは今日で言えばイエスだが、明日はわからない」と話した。

「電池の技術進化もあるため、数年後に今のi-MiEVに搭載している電池がどのくらいの残存簿価を持つか、ということは見通しが立ちにくい。EVの価格については、電池のコスト全体を下げていくということの方が大きな課題だ」という。

「そして電池をいかに再利用するか。今回の実証実験を皮切りに再利用の道が開ければと考えている」とした。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る