[SEA JAPAN 12]一隻しかない太陽光パネル搭載船は“トヨタ張り付け”

自動車 ビジネス 企業動向
日本郵船の不定期専用船事業の自動車船部門で活躍するアウリガ・リーダーの模型
日本郵船の不定期専用船事業の自動車船部門で活躍するアウリガ・リーダーの模型 全 6 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで開催中の国際海事展「SEA JAPAN」。日本郵船は、太陽光エネルギーを動力源の一部とする自動車専用船「アウリガ・リーダー」の模型を展示。一隻しかないこの船について「トヨタ張り付けの船で主に日本と北米を結ぶ航路で活躍する」と担当者は説明する。

「張り付け」とは「専用」という意味と担当者。6万0213総tのアウリガ・リーダーは、日本でトヨタ車を積み、北米までの海路を「約10日から15日かけてすすむ」という。

「帰路はバラストを積み、ほとんど空の状態。日本でクルマを積み込み、北米でそれらを下ろして戻ってくるまでで約1か月かかる。それをワンラウンドと呼ぶと、この船は年間で約240日運行すると考えて20ラウンド前後をこなしている」(同)

日本郵船と新日本石油が共同開発したこの太陽光パネル搭載船は、一般的な自動車専用船に比べ、年間約13tの燃料節減と約40tのCO2排出量削減が見込まれている。

造船技術や海事関連サービスなど、船舶を中心とした国際海事展「SEA JAPAN」は、18~20日開催。10回目の今回は、過去最大規模となる、世界30の国と地域から400社を超える出展社が参加している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 『ゴルフGTI』史上最強モデル、6月20日デビューへ…ニュルでVW車最速タイム記録
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る