フェラーリとマセラティ、地元イタリアの販売が5割以上の大幅減…1-3月実績
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これは17日、イタリア国内有数の大手新車ディーラー、Federautoが公表したもの。その発表によると、2012年第1四半期、フェラーリのイタリア新車販売は前年同期比51.5%減と失速。マセラティも70%減と、大幅なマイナスに見舞われたという。
販売が落ち込んだのは、イタリアのマリオ・モンティ首相が打ち出した付加価値税の引き上げが要因。スーパーカーや高級車の購入時、そして保有にかかる税金の引き上げにより、フェラーリとマセラティの販売は大きく減少する結果となった。
同社はこれにより、2012年の売り上げが前年比で1億0500万ユーロ(約110億円)落ち込むと予想。同社のFilippo Pavan Bernacchi社長は、「イタリア政府には増税の撤回を求めたい」とコメントしている。
《森脇稔》