八千代工業が発表した2012年3月期の連結決算は、最終損益が18億4900万円の赤字となった。前期は14億3000万円の黒字だった。
震災やタイ洪水による主要顧客の減産に起因する売上げの減少や、震災被害および早期退職募集にともなう特別加算金など、合計22億9700万円を特別損失として計上したことが主な要因。
売上高は前年同期比10.8%減の2716億5000万円。営業利益が同44.3%減の33億7800万円。経常利益が同40.1%減の33億9100万円だった。
今期の業績見通しについては、売上高が同11.7%減の2400億円、営業利益が同56.9%増の53億円、経常利益が同47.4%増の50億円、最終利益は10億円の黒字となる見通し。