日本自動車工業会が発表した2011年度(2011年4月~12年3月)の自動車生産実績によると四輪車の国内生産台数は前年度比3.0%増の926万7037台となり、1000万台を割り込んだものの、2年連続で前年を上回った。
東日本大震災によるサプライチェーンの寸断で、年度前半は減産を強いられたことから低調だったが、その後、遅れを取り戻すため、各社が増産したため、生産が急回復、特にエコカー補助金制度の復活で国内需要が好調に推移して前年度を上回った。900万台超は3年ぶり。
車種別では乗用車が同2.2%増の791万1073台となった。このうち、普通車は同1.4%減の451万9486台、小型車が同7.7%増の210万7442台、軽四輪車が同7.1%増の128万4145台となった。
トラックは同8.5%増の124万4813台となった。内訳は普通車が同12.3%増の56万2598台、小型車が同10.9%増の25万3656台、軽四輪車が同2.7%増の42万8559台だった。
バスは同4.9%増の11万1151台だった。
2011年度の国内需要は同3.3%増の475万3273台で、輸出は同3.8%減だった。