[新東名]新旧どちらを走る?…利用者分散に対応するSA・PA

自動車 社会 社会
東名高速・浜名湖SA
東名高速・浜名湖SA 全 1 枚 拡大写真

新東名開通後はじめての大型連休も後半に差し掛かった。一部を除いて目立った渋滞が激減するなど、新東名開通の効果は顕著に表れているという。しかし、利用者が新東名へと分散することで大きな影響を受けるのが旧東名のSA・PAである。

浜名湖を一望することができることもあって以前より多くの利用客で賑わっていた浜名湖SAも新東名開通の影響は少なくないようだ。新東名開通後、SA内にあるレストランの利用者数は「7割程度になった」と関係者は語る。それ以外にも、アルバイトの人員を削減するなどの対応を迫られているという。

また、充実した施設を有する牧之原SAや日本平PAも、利用者数は新東名開通前の7割程度になったと関係者は語っている。

しかし、旧東名のSA・PAに利点が無いわけではない。浜名湖SA内のレストラン関係者は次のように語る。

「新東名のSAはフードコート形式になっていることから、団体客のために座席を予約したりすることが難しい。その反面、大規模のレストランを有する浜名湖SAでは、大型バスでやってくる団体客にも対応することができるという強みがある」

その他、海側を通る旧東名には眺望が良いSA・PAが多く存在することや、ラーメン等の食事が新東名と比較して概ね安価であることなどの利点がある。

最後に、同関係者は今後の情勢について次のように話した。

「新東名開通直後であるため利用者数は減少したが、それは一過性のものに過ぎないだろう。新東名はライバルとは思わない。それぞれの強みを活かして共存できると考えている。」

新東名が開通しても、旧東名が「日本の大動脈」であることに変わりはない。新東名が開通した今だからこそ、故きを温ねて新しきを知ることが重要であろう。

《瓜生洋明》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る