韓国のヒュンダイモーターは2日、4月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は37万1597台。前年同月比は7.9%増と、3月の17.9%増、2月の28.3%増から、伸び率が鈍化した。
海外では4月、31万6100台を販売。前年同月比は11.2%増と2桁増は維持したものの、3月の24.4%増、2月の32.5%増と比べると伸び率が鈍った。その内訳は、海外生産分が11.4%増の20万2707台と、引き続き好調。輸出分は11万3393台で、前年同月比は10.9%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
海外では、依然として米国での新車セールスが好調。4月としては過去最高の6万2264台を販売し、前年同月比は0.8%増と20か月連続で前年実績を上回った。ただし、前年と比較してディーラー営業日が3日少なかった影響もあり、中型セダンの『ソナタ』が5.6%減の2万0521台、小型セダンの『エラントラ』が23.8%減の1万6836台という結果。
一方、地元韓国の新車セールスは減速。4月の韓国新車販売は、前年同月比7.6%減の5万5497台と、2か月連続で前年実績を下回った。SUVは20.9%減の4857台、バスやトラックを含む商用車は、4.9%減の1万5137台と、引き続き不振。乗用車も6.5%減の3万5503台と、2か月連続で前年実績を割り込んだ。