【人とくるまのテクノロジー12】NTN、低トルク玉軸受を開発
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今回開発した「自己形成シール付低トルク玉軸受」は、内輪とシールの間に微小なすきまを自己形成する新開発のシールを採用。内輪と接触しているシール先端部が、運転初期に摩耗することで微小なすきまを形成する。
また、微小なすきまを運転初期に安定して形成するよう、シールのゴム材料組成を改良するとともに、シール先端部と内輪の接触状態を従来のアキシアル接触構造からラジアル接触構造へ変更。軸受寿命低下の原因となる異物の軸受内侵入を防止しながら、従来の接触タイプと比べて最大80%の回転トルク低減を実現し、5倍の通油性による十分な軸受潤滑も確保している。
《纐纈敏也@DAYS》