スズキは10日、今期(2013年3月期)の連結業績予想を発表した。4輪車の世界販売は前期比10%増の281万台を計画、営業利益は0.6%増の1200億円と、小幅ながら4期連続の増益を予想した。
4輪は最大の販売先であるインドで10%増の110万1000台、国内は7%増の64万台をめざす。売上高は3.5%増の2兆6000億円、純利益は29.9%増の700億円の予想とした。
12年3月期は、4輪の世界販売が3%減の256万台となったものの、営業利益は11.6%増の1193億円、純利益は10.3%増の539億円だった。
会見した鈴木修会長兼社長は、今期のインド販売について「課題だったディーゼルエンジンの供給体制が40万台となる。今期の10%増の計画は控えめ」と、同国での攻勢を表明した。