【Fニッポン 第2戦】塚越広大、地元で初優勝を期す

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
初優勝まであともう少しの塚越広大。
初優勝まであともう少しの塚越広大。 全 6 枚 拡大写真

全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシングから参戦中の若手気鋭レーサー、塚越広大が地元ツインリンクもてぎでの今季第2戦を目前に控え、初優勝に向けての決意を語った。

今やホンダエンジン勢のエースと呼ぶに相応しいポジションを確立した塚越。まだ25歳と若いが、国内最高峰のFニッポン参戦も今年で4年目となり、SUPER GTでの活躍もあわせ、トップドライバーとしての存在感を存分に発揮している。だが、Fニッポンではあと一歩のところで初優勝が実現できていない。

象徴的だったのは今季開幕戦の鈴鹿だ。予選2位から決勝スタートでトップに立つが、エキゾースト割れというトラブルを背負い込み、最終的に2位に終わった。

「決勝朝のフリー走行ではマシンの手応えは今までで一番でした。自信をもってレースに臨んで、実際にペースも良かったんですよ」。調子が最高だっただけに、トラブル発生時には、「これでもうずっと勝てないんじゃないか…」とまで思ったそうだ。しかし、それでも2位は確保した。なによりマシンの手応えがいい。

「今年はこれまでにない好調な状態からシーズンをスタートさせることができました。もちろん、もてぎでも鈴鹿と同じ調子になるかどうかは分かりませんけど、(チームと自分が)いい方向に向かっていることは間違いない」

第2戦もてぎは、栃木県出身の塚越にとっては地元レースになる。「優勝したいという思いは、もちろんどこでもいつでも同じように強いものです。でも、地元にサーキットがある、そしてそこでレースをするというのはやはりモチベーションを上げる要素ですし、もてぎはホンダのホームコースという意味でも地元。応援してくれる人たちの期待にここで応えたいという気持ちはあります」

夢であるF1ドライバーを目指すためにも、そろそろビッグタイトルが欲しいところ。初優勝の先には、もちろんチャンピオン獲得を見据える。「常に勝ち負けを競う高いレベルでレースをしていかなければ、チャンピオンにはなれないと思いますし、一流ドライバーにもなれませんからね」。塚越は今シーズンのFニッポンに並々ならぬ決意で臨んでいるのだ。

初優勝は地元に取っておいた、というかたちに「したいですね」と言う表情からは、開幕戦で得た手応えと、確かな自信が感じられもする塚越。彼が初優勝へとチャレンジするFニッポン第2戦は、5月12〜13日に栃木県・ツインリンクもてぎ(ロードコース)で開催される。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽オープンスポーツカー、2代目ダイハツ『コペン』が誕生!!
  2. ランドローバーが『ベイビーディフェンダー』発売ってほんと? これが市販デザインだ!
  3. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る