トピー工業は10日、鉱山向けダンプトラック用超大型ホイールの部品を生産販売する100%出資子会社を中国に設立すると発表した。
鉱山向けダンプトラック市場は、中国を含めたアジアおよびオセアニア地域を中心とした資源開発需要の拡大とともに、今後も成長が見込まれており、3年後には約3割程度の需要増加が想定されている。
同社では需要の拡大に合わせて国内製造拠点である綾瀬製造所の生産能力を順次増強。今後さらに拡大する需要に対応するためには、部品生産能力を強化する必要があると判断、中国天津市において部品生産を目的とした子会社、天津トピー機械有限公司を設立することを決定した。
新会社の稼働により、綾瀬製造所における完成品組立能力を拡大するとともに、部品調達を多様化し、調達リスクの分散化を図っていく。
新会社の資本金は約13億円、2012年10月に稼働開始予定。