【新聞ウォッチ】日産・ゴーン社長、日本政府に“円高補助金”を要望!?

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(参考画像)
日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月15日付

●関電管内15%節電、今夏、政府案4電力の融通前提(読売・1面)

●日産手法ルノーが採用、ブロック方式部品共通化拡大へ(読売・12面)

●日航過去最高益、2049億円2年連続(読売・12面)

●東電再建へ社外取締役6人、NHKの数土氏ら(朝日・1面)

●ヤマハ発、インドに新工場(朝日・8面)

●「800万台生産目標」16年度末、日産・ゴーン社長(朝日・11面)

●夏の節電企業冷や汗、政府が計画停電検討(東京・6面)

●円高続けば補助金延長を、日産・ゴーン社長会見(東京・7面)

●ソニー、パナソニック提携交渉,有機ELテレビ量産技術開発、共同生産も視野 韓国勢に対抗(日経・1面)

●独高級車、海外生産を増強、アウディ5000億円投資、BMW米で3割増産(日経・8面)

●トヨタ中国合弁、長春新工場で出荷式(日経・13面)

●車用品をネット通販、リクルート中古車情報サイトで(日経・13面)

●名大・トヨタなど、自動車事故、「異変」気付く新技(日経・14面)

●ヤマハ発、純利益14%減、1~3月期インドネシアで不調(日経・17面)

ひとくちコメント

逆風の中でも純利益3414億円を計上し、トヨタ、ホンダを抜いてトップに躍り出た日産自動車だが、カルロス・ゴーン社長は予算切れが懸念されるエコカー補助金について、「円高の上に、全体需要が下がるという状況は避けるべきだ。日本政府は引き続き全体需要を支えてほしい」と、補助金の積み増し・延長を求めたという。

きょうの東京が「円高続けば補助金延長を」とのタイトルで報じている。ゴーン社長のインタビューは、一部の大手メディアを対象に行われたとみられ、きょうの各紙にも載っているが、「800万台生産目標、16年度末」(朝日)が大半で、「補助金延長」は東京のほかには、毎日が文中で取り上げている。

今週17日には、日本自動車工業会の新会長にトヨタ自動車の豊田章男社長が就任するが、豊田社長も就任直前の筆者とのインタビューでは「まず、最優先すべきは円高対策」と述べている。

まさか、初仕事が「補助金延長」の要望書を政府に提出することではないだろうが、同じ補助金でも“エコカー”から“円高”に変身させるには、それなりの理論武装が必要になるだろう。

《福田俊之》

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