【ホンダ フィット 改良】新グレード「She's」は“大人かわいい”を狙う

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ フィット 改良新型(ハイブリッドShe's)
ホンダ フィット 改良新型(ハイブリッドShe's) 全 12 枚 拡大写真

マイナーチェンジしたホンダ『フィット』に、新たに女性向けグレードShe’s(シーズ)が追加された。

She’sが誕生した経緯について、本田技術研究所四輪R&DセンターShe’s開発リーダーの友斉恵里氏は、ホンダユーザーの女性割合が減ってきており、そのイメージもスポーティやレースといったあまり身近ではない項目が多く挙がった。そこで、そのイメージを変えるために特別仕様車のShe’sを販売したところ大変好評だったことから、今回のグレード設定につながったと述べる。

今回のShe’sは、「女性が思わず一目ぼれするような、華やかな外装と、華やかなだけではなく、落ち着きもあり、くつろげるような上質感を感じられる内装としました。そして、その中にきらりと光るアクセント的な遊び心を効かせた“大人かわいい”フィットです」(友斉氏)。

外装色は、「ピンクゴールドをメインカラーとし、アイシャドーのパレットのように、モカ、ホワイト、ブラックと多くの女性に喜んでもらえるよう取り揃えています」とし、そのエクステリアでは、「フロントグリルとリアライセンスガーニッシュは、ボディと同色でShe’sの専用仕様。後ろ姿でもShe’sとわかってもらえるよう、エンブレムも付けました。そのアポストロフィはハートマークで遊び心が感じられ、そのハートが少しぷっくりとかわいくなっているところがポイントです」と話す。

内装は、「落ち着いた空間となるようブラウンベースで、上質感のある雰囲気を目指しました。アクセントとしてピンクメッキのリングやピンクのステッチを効かせてコーディネートしています」。そのピンクメッキはShe’s用に開発したもので、通常のシルバーメッキよりも、女性らしくやさしい雰囲気を出したいということから、アクセサリーによくある柔らかい雰囲気とした。

更に、UVカットガラスやプラズマクラスター機能付きエアコン、アレルクリーンシートを採用し、女性に自信を持って勧められるクルマになったという。

そして今回新たにハイブリッド車にもShe’sグレードを設定。「多くの女性にとって手の届きにくい存在だったハイブリッド車を、もっと身近な存在に感じてもらえればうれしい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る