「日産がメキシコで強い5つの理由」…メキシコ日産ルイス社長

自動車 ビジネス 企業動向
「日産がメキシコで強い5つの理由」…メキシコ日産ルイス社長
「日産がメキシコで強い5つの理由」…メキシコ日産ルイス社長 全 2 枚 拡大写真
メキシコ日産のホセ・ルイス・パルス社長は24日、メキシコの自動車市場について「日産のテリトリーといっていい。日産がメキシコの自動車産業の成長を支えている」と述べた。

同国の市場は11年約88万台で前年比7.1%増。09年にリーマンショックの影響で75万台と大きく減ったが、その後は急激に販売台数が増えている。しかも、44カ国とFTAを結んでいることで、50以上のブランドがしのぎを削り、世界で最も競争が激しい市場の一つとなっている。

その中にあって、日産は25.3%とトップシェアを占め、昨年は市場の2倍以上の伸びを示した。文字通り、快進撃を続けている。「日産がメキシコで強いのには5つの理由がある」とルイス社長。

先ずは商品ラインナップ。なにしろ販売台数トップ10のうち、5車種が日産車だ。しかも、すべて現地生産である。2つ目が力強いブランド力。日産は1959年にメキシコに参入しているため、歴史もあり、メキシコ人の間で知名度も高く、品質面でも定評のあるブランドとなっている。3つ目が販売網の充実。「メキシコで最も優れている」(ルイス社長)とのことだ。4つ目が販売金融事業で、メキシコの場合、新車を買うお客の70%が販売金融を利用しているので、それに合わせてさまざまなプログラムを用意していること。そして5つ目が顧客志向を徹底していることだ。「お客様満足度はナンバーワンで、常にナンバーワンを目指している」そうで、「日産ナンバーワン」は会社の文化になっているという。

「多くのメキシコ人が日産車を待っている」とルイス社長は話し、2012年は6車種の新型車を投入する計画だ。今後も日産がメキシコで快進撃を続けるのは間違いないだろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  3. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  4. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
  5. フィアット『グランデパンダ』、ガソリンエンジン+6速MTを欧州設定…電動車以外の選択肢に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る