【ワイヤレスジャパン12】050 Plus for Biz…FMCの新たな取組み

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NTT Communiationsのブースで「ひかりカエサル」がお出迎え
NTT Communiationsのブースで「ひかりカエサル」がお出迎え 全 4 枚 拡大写真

 ワイヤレスジャパンでは、NTT Communicationsが、IP電話に関するソリューションをいくつか展示している。

 050 Plus for Bizは、スマートフォン用のVoIPアプリといえば分かりやすいだろうか。LINEやSkypeとの違いは、アプリをインストールした端末ごとに050番号が割り当てられ、固定電話や携帯電話(キャリア問わず)などにも無料、もしくは割引料金で音声通話が可能な点だ。個人所有の端末に050 Plus for Bizのアプリをインストールし、仕事関係の発信、着信に050番号を利用すれば、その分の通話はすべて会社請求にすることができる。

 ブースで説明してくれたNTTコミュニケーションズ 販売推進部 オフィスソリューション担当伊藤恵美氏によれば、「050番号どうしの通話は、海外にいても内線と同じようにつなぐことができます。相手が固定電話や携帯電話でも、現地の市内通話でローミングすれば、高い国際通話の料金を適用しないで本社や日本の携帯電話と通話できます。BYODで個人端末の業務利用が増えていますが、このように通話料の削減と、会社支給端末の場合の固定費用(基本料等)が削減可能」だそうで、大企業の場合、「通信料だけで年間1億円も削減できたという例」(同前)もあるそうだ。

 050 Plus for Bizはスマートフォン向けのアプリだが、普通の携帯電話の場合は「0035ビジネスモード」というサービスが利用できる。この契約をすれば、普通に電話をかけるときに「0035+43」という番号を加えるだけで、割引料金で通話が可能になる。

 スマートフォンを業務に利用したいが、端末の紛失・盗難対策やアプリケーションの管理、VPNによるリモートアクセス、その他MDM関係の機能も必要という場合は、会社支給前提の専用端末となるが「リモートオフィスソリューション」というサービスもあるそうだ。

 IP電話や050番号によるソリューションは、特段新しいものではないが、「スマートフォンやモバイル環境の充実などにより、ここにきてビジネス向けのVoIPソリューションが見直されているようです」と伊藤氏がいうように、スマートフォンブームがBYODという流れを生み、業界ではIP電話やFMCの新しい取り組みが活発となっているようだ。

【Wireless Japan 2012】050 Plus for Biz……IP電話やFMCの新しい取り組みが活発

《中尾真二@RBB TODAY》

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