【新聞ウォッチ】7月にも補助金終了、再び“エコカー難民”続出か!?

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対象となる期間の5カ月分で、予算額の半数を消化した
対象となる期間の5カ月分で、予算額の半数を消化した 全 6 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年6月5日付

●首相、修正協議を指示、野田改造内閣発足(読売・1面)

●東証指数バブル後最安値28年ぶり水準(読売・2面)

●「超小型車」年度内に新設、認定制度国交省発表、日産、来年度にも市販(読売・8面)

●株下支え要因かげり輸出悪化懸念、ソニー、パナソニッ株32年ぶり安値(読売・9面)

●メキシコTPP交渉入りか(朝日・7面)

●経団連、影薄く、米倉会長2期目へ(朝日・9面)

●アウディ米社長、日産へ(朝日・9面)

●TPP米の要求に反論、自工会・豊田新会長「日本の市場はオープン」(朝日・11面)

●米レースにディーゼル供給、マツダ、環境配慮型に転換(朝日・11面)

●マラソンの藤原選手をBMWが支援(産経・11面)

●5ドア+5人乗り、新型アウディ販売(東京・7面)

●記者の目:電気自動車の未来とは、レースを技術革新の場に(東京・13面)

●エコカー補助金終了へ、来月にも、想定より2ヵ月前倒し(日経・9面)

●住宅への電力供給、トヨタもシステム、プラグインHVから(日経・9面)

●トラックで自動走行実験、車間保ち隊列、日野・いすゞ実施へ(日経・10面)

●自動ブレーキで衝突回避、大型バスに搭載へ、三菱ふそう(日経・10面)

●生産、14年度に5割増、三菱自の主力工場、軽新型車投入で(日経・11面)

●円高1円で利益850億円減、車各社、輸出増え影響大きく、今期(日経・13面)

ひとくちコメント

エコカー補助金を期待して燃費性能の高い新車を購入しようとしても、納車に数カ月かかるハイブリッド車(HV)などの人気車は今注文しても申請が間に合わず、交付を受けられない公算が強まっているという。

きょうの日経が「エコカー補助金が7月中にも終了する見通しで、当初想定の9月から2カ月前倒しになる」と報じている。

申請書類を受け付ける次世代自動車振興センターによると、6月1日時点での申請金額は約1431億円となり、すでに予算額2747億円の過半に達し、5月の消化ペースが続けば7月末に底をつく公算。しかも、6,7月はボーナス商戦を控え、需要が旺盛。それに終了前の駆け込みが殺到することも予想され、打ち切りの時期は一段と早まりそうだるという。

もっとも、納車に数ヶ月費やすトヨタ自動車の「アクア」などは、すでにアウト。補助金の交付を受けたければ、在庫を抱える不人気車を選択するしかない。2010年の突如打ち切りの時も、申請中でも交付されなかった“エコカー難民”が続出したという例があった。

景気浮揚のカンフル剤としては一定の効果が上がっているようだが、2年前と同じ轍を踏むようでは知恵がない。

《福田俊之》

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