【BMW 6シリーズ グラン クーペ 発売】4ドアクーペに本格参入

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BMW・6シリーズ グラン クーペ
BMW・6シリーズ グラン クーペ 全 12 枚 拡大写真

BMWが5日に発表した『6シリーズ グラン クーペ』。2005年にメルセデス・ベンツが『CLSクラス』を投入して以来、アウディ『A7』、ポルシェ『パナメーラ』など欧州ブランドがしのぎを削っている「4ドアクーペ」というカテゴリーにBMWがようやく参戦することとなった。

CLSクラスが登場して7年、ライバルブランドに遅れをとったとも思えるこのタイミングでの発表について、ビー・エム・ダブリュー広報室の星川聡氏は次のように語る。

「たしかに競合車種はCLSやA7、パナメーラなどを想定していますが、出遅れたという認識はありません。2007年の上海モーターショーでは、『コンセプトCS』という4ドアクーペのスタディモデルを発表していました。また、元々6シリーズ クーペが十分に高い評価を頂いていたことに加え、ベースとなる6シリーズ クーペのモデルチェンジなどを考慮した結果、このタイミングでの発表となりました。」

「競合車種と比べて、6シリーズ グラン クーペがアピールできるのはエクステリアのスタイリングです。1400mmを切る全高と5000mmを超える全長により、伸びやかでダイナミックなプロポーションを得ています。」

現行のCLSが全高1415mm、全長4940mm、A7が全高1430mm、全長4990mmであるため、6シリーズ グラン クーペの方がより低くより長いスポーティなスタイリングとなっている。

しかし、星川氏は「エクステリアのスタイリングに関しては、どのメーカーも力を入れているので…」と、スタイリングだけがアピールの車ではないことを強調する。6シリーズ グラン クーペは、可倒式リアシートの採用によって最大1265リットルのトランク容量を確保しているほか、CLSやA7の乗車定員が4名なのに対し、最大5名の乗車が可能となっているなど、機能面でも競合車種との差別化が図られている。

「確かに一番のアピールポイントはそのスタイリングですが、BMWならではの走りの良さや4ドアクーペとしての機能性や快適性にも注目してもらいたいと考えています。1390mmという全高の中で、十分快適な後席空間を確保できているほか、可倒式リアシートなどの採用によって得られた高い機能性も6シリーズ グラン クーペの特徴だと考えています。」と星川氏は話した。

《瓜生洋明》

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