クライスラーグループが2012年4月、ニューヨークモーターショー12で初公開したダッジ『バイパー』後継車、SRT『バイパー』。同車のレーシングカーが、初テストを終えた。
これは8日、クライスラーグループが明らかにしたもの。年内にALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)に投入されるニューマシン、SRT『バイパーGTS-R』が、米国サウスカロライナ州のサーキットでシェイクダウンテストを行ったのだ。
SRTバイパーGTS-Rは、ALMSのGTクラス(量産車ベース)に2台がエントリーする予定。現時点ではマシンの詳細は公表されていないが、最大出力640ps、最大トルク83kgmを引き出す8.4リットルV型10気筒エンジンはファインチューンにとどめ、軽量化やエアロダイナミクス性能の向上に重点的に取り組む。
初テストを担当したSRTモータースポーツのMarc Goossens氏は、「ハンドリングやエンジンパワーなど、高いポテンシャルが確認できた」とコメント。SRTブランドとSRTモータースポーツを統括するBeth Paretta氏は、「初テストは成功を収めた。年内のALMSデビューが待ち遠しい」と語っている。