ホンダは20日、同社の新型ガスエンジンコージェネレーションユニットが、日本ガス協会の主催・選考による「2012年度 技術大賞」を受賞したことを発表した。
同賞は、新型家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「エコウィル」のガスエンジンコージェネレーションユニットを開発したホンダと、排熱利用給湯暖房ユニットを開発したノーリツが共同で受賞したもので、表彰式は6月14日に日本ガス協会「第60回通常総会式典」で行われた。
なお、ホンダとノーリツは、2004年6月にも初代「エコウィル」として同賞を受賞し、今回で2度目となる。
この表彰は、日本ガス協会が、前年に発表・発売・導入されたガス事業および設備技術の新規性と効果に対し贈る「技術大賞」と「技術賞」、そしてガス技術に関する優秀な論文などを発表した法人会員に対し贈る「論文賞」の3つの賞からなり、毎年行われる通常総会式典で授与される。
ホンダは、ガスエンジンと発電技術「正弦波インバーター」を組み合わせた、小型発電システムによる家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニットを2003年より販売開始。このユニットと排熱を利用する給湯暖房ユニットで構成されるシステムは、「エコウィル」のブランドで各ガス事業者から販売され、累計約11万8000戸に設置されている。