JX日鉱、ガソリン・水素併設SSの実証実験…FCV対応

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JX日鉱日石エネルギー、ガソリン計量機と水素充填機を並列設置したサービスステーション(イメージ)
JX日鉱日石エネルギー、ガソリン計量機と水素充填機を並列設置したサービスステーション(イメージ) 全 4 枚 拡大写真

JX日鉱日石エネルギーは、日本初となるガソリン計量機と水素充填機を並列設置したサービスステーション運営の実証実験を開始すると発表した。

同社を含むエネルギー業界、自動車業界等の民間企業13社は、2011年1月に「2015年には、燃料電池自動車(FCV)量産車を販売し、東京、愛知、大阪及び福岡の4大都市圏を中心に、100か所程度の水素ステーションを整備することを目指す」とする、共同声明を発表。一方、国も、FCV・水素ステーションの普及開始に向け、圧縮水素充填設備のガソリンスタンドへの設置など、水素の取扱いに関する規制の再点検・法改正を進めている。

今回開始する実証実験は、こうした動向を踏まえ、新エネルギー・産業技術総合開発機構と水素供給・利用技術研究組合の共同研究である「地域水素供給インフラ技術・社会実証 技術・社会実証研究」の一環として、ガソリンスタンド敷地内での水素供給を実施するもの。

水素供給設備は、「ダウンサイジング・省スペース化」「ローコスト化」を目指して新たに開発したパッケージ型を用意。今後の水素ステーションの建設コスト削減につながることが期待される。

また、70MPaの高圧水素をガソリン並みの短時間で充填可能とすることで、ユーザーの利便性向上を図った上で、事業化に向けて、セルフ式のガソリン・軽油販売業務と、従業員による水素充填業務を並行して行う運営オペレーションの検証等を行う。

実証実験は神奈川県と愛知県の2か所のサービスステーションにおいて、2013年2月を目処に実施する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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