マッサに復調の兆し

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
フェリペ・マッサ(2012年モナコGP)
フェリペ・マッサ(2012年モナコGP) 全 2 枚 拡大写真

フェラーリのフェリペ・マッサが自他共に認める復調を見せている。開幕当初の苦難を克服した彼は、このところチームメートのフェルナンド・アロンソとは少し違った方向のセットアップを志向するようになった。

2008年にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)を追いかけ年間2位となったマッサだが、2012年の今季は開幕から5戦連続でQ2落ちを喫し、最初のポイント獲得は第4戦のバーレーンまで待たされた。その後のモナコでは、終盤には先頭集団の一角まで進出し6位でフィニッシュすることができた。モントリオールではターン2でスピンし大きくポジションを落としたが最後は10位でポイントをつなぎとめている。

「以前よりも自分らしいスタイルでフェラーリF2012をドライブできるようになった。自分自身のドライビングも、マシンのバランスも、レースでのペースも全部良くなり気持ちの上で非常に楽になった。シーズン途中のアップデートや改良が全部有利に作用してくれたと思っている」

「エンジニアたちのセットアップのやり方も効果があった。バランスをいろいろ変えている内に僕に合った方向性を見つけることができたんだ」

アロンソとは違うアプローチなのかという問いにマッサは明確に答えてくれた。

「そう思っている。全部違うとまでは言わないが、仕事の進め方はかなり違っている。ステアリングの回し方からスロットルペダルの使い方とかドライバーにはそれぞれのスタイルがあるから、何かに違和感を覚えたらすべてに影響すると思って欲しい。ドライバーの好みに合わない部分は必ずパフォーマンスを鈍らせる。ポテンシャルを100%引き出せなくなるからだ」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る