シトロエンは20日、新型車の『C4L』の概要を明らかにした。中国やロシアなど、新興国市場に向けた小型セダンだ。
C4Lは、小型ハッチバックの『C4』のセダン版として誕生。新興国を中心に小型セダンに対する需要が高まっていることから、シトロエンはハッチバックボディのC4をベースにした4ドアセダンを開発した。
シトロエンは、C4Lのメイン市場として、中国やロシアを想定。シトロエンによると、中国では新車販売の79%、ロシアでは43%をセダンモデルが占めているという。
これらの市場で重視されるのが、広い室内空間。そのためシトロエンは、C4LのホイールベースをC4に対して約100mm延長。後席の快適性を引き上げている。
C4Lは、中国とロシアで現地生産する計画。中国では年末、ロシアでは2013年前半にリリースされる予定だ。