【マップルナビS 発表】マップルナビをハブにしたコンテンツプラットフォーム構築目指す

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【マップルナビS 発表】マップルナビをハブにしたコンテンツプラットフォーム構築目指す
【マップルナビS 発表】マップルナビをハブにしたコンテンツプラットフォーム構築目指す 全 12 枚 拡大写真

26日に昭文社・キャンバスマップルから発表されたiPhone向けカーナビアプリ「マップルナビS」。端末内に地図・POI(検索データ)を収録するスタンドアローン型でありながら700円(キャンペーン価格。通常価格は1400円)という低価格を実現した。

これだけの低価格を実現した背景には、昭文社のガイドブックコンテンツとの相互連携機能によってコンテンツの販売に結びつけるという戦略的な狙いがある。

◆純正アプリならではの連携機能

ナビゲーション統括部の企画制作グループ水品渡氏は、「昭文社のベストセラーガイドブック『ことりっぷ』の電子書籍版(ことりっぷアプリ)にはURLスキーマによるナビアプリ連携機能があるが、これはことりっぷからナビアプリへ地点情報を投げるというシンプルな機能。

一方マップルナビSでは、ナビ側から現在地周辺のガイド情報を呼び出して、ことりっぷのページを表示させることができる」と昭文社/キャンバスマップル純正ならではの利便性をアピールする。もし、ことりっぷが未購入の場合は購入画面に遷移する。

キャンバスマップルでは、ことりっぷのバリエーションをさらに強化していくことを明らかにしており、電子書籍との連携部分を担当した電子書籍部の吉橋誠氏によれば、「旅行シーズンを迎える今夏までに50以上のことりっぷをラインナップさせる」と述べ、書籍版並のコンテンツ整備を早急に進めているという。

◆電子書籍拡販のツールとして

会見の席上、昭文社取締役の内田次郎氏は、同社の4つの強みとして「圧倒的なシェアを持つ地図コンテンツ」「ガイドデータベース」「キャンバスマップルにより実現したアプリ開発内製化」「リアル媒体(出版物)を持っていること」を挙げた。

またナビゲーション統括部の広瀬浩司氏によるアプリのデモンストレーションも、ことりっぷやまっぷるガイドとの連携機能に重点を置いて説明。「マップルナビSと、ことりっぷやまっぷるガイドとの連携をいかにスムーズかつシームレスに実現するかが開発のポイントだった」と広瀬氏。VICSへやAndroid対応は「今後の課題」(広瀬氏)と述べるにとどまったが、年2回・2年間の地図更新保証や今後対応予定のRetinaディスプレイ最適化などといったサポート面での手厚さを訴えて、コンテンツプラットフォームとしてのマップルナビSを幅広く浸透させる狙いだ。

《北島友和》

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