ジャガー XJに2013年型、大幅ダウンサイジング…燃費21%向上

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ジャガー XJの2013年モデル
ジャガー XJの2013年モデル 全 2 枚 拡大写真

英国ジャガーカーズは28日、2013年モデルの『XJ』の概要を明らかにした。同社のフラッグシップサルーンとして、2009年に新型に切り替わったXJが、初の大幅改良を受けている。

2013年モデルのハイライトが、エンジンの大幅なダウンサイジング。自然吸気ユニットとして、従来用意されていた5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、新開発の3.0リットルV6スーパーチャージャーに置き換えたのだ。

これは、一気に2.0リットルものダウンサイジングを果たした計算。重量級のXJだけに、パフォーマンス面での不安が残るが、そのあたりはどうなのか。

3.0リットルV6スーパーチャージャーは、最大出力340ps、最大トルク45.9kgmを発生。従来の5.0リットルV8が最大出力385ps、最大トルク52.5kgmだったから、2013年モデルは45ps、6.6kgmの出力ダウンにあたる。

しかし、0-100km/h加速は5.9秒の実力。旧5.0リットルV8の5.7秒と比べて、大きな差はない。

その一方、ダウンサイジングにより、環境性能は向上。2013年モデルは全車にアイドリングストップ付き8速ATが採用されたこともあり、3.0リットルV6スーパーチャージャー仕様は、欧州複合モード燃費10.64km/リットル、CO2排出量224g/kmを実現する。燃費は旧5.0リットルV8比で、21%向上した計算だ。

《森脇稔》

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