フィアット、初の中国現地生産を開始…ビアッジオがラインオフ
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ビアッジオは2012年4月、北京モーターショー12(オートチャイナ12)で初公開。クライスラーグループのダッジブランドが、アルファロメオ『ジュリエッタ』の車台をベースに開発した小型セダン、『ダート』の中国版だ。
ビアッジオの外観には、ダートに対して、中国の顧客の嗜好に合わせた変更が施された。フロントグリルは、メッキを強調したデザイン。またリア周りでは、ガーニッシュの有無やナンバープレートの取り付け位置などが、ビアッジオとダートで異なる。
エンジンは、1.4リットル直列4気筒ガソリンターボの「Tジェット」。最大出力は120psと150psの2種類が設定される。トランスミッションは、5速MTと「DDCT」と呼ばれるデュアルクラッチだ。
ビアッジオは今秋、中国市場で発売される予定。同車が中国で現地生産される最初のフィアット車になる。フィアットは、「生産クオリティはクライスラーグループを含めた全世界の工場と同じ」と説明している。
《森脇稔》