【トヨタ車体 コムス 発売】実質価格59万8000円から

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ車体・新型コムス
トヨタ車体・新型コムス 全 6 枚 拡大写真

トヨタ車体は2日、1人乗りの超小型電気自動車『コムス』を全面改良し、発売した。価格は66万8000~79万8000円。クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の対象車となっているため最大7万円の補助金が受けられるという。

トヨタ車体の網岡卓二社長は都内で会見し、「新型コムスは初代コムスの長所を生かしつつ、デザインを一新し、ボディ構造、サスペンション、駆動ユニットなど新規開発し、基本性能を大幅に高めた」と強調した。

新型コムスは家庭用100V電源に対応し、約6時間で充電できる(初代は8~10時間)。1充電当たりの走行距離は約50km(同35~45km)、最高時速は60km(同50km)。最小回転半径は3.2mで、狭い路地での走行や駐車の際に取り回しの良さを発揮できるとしている。

また、乗車定員は1人。道路運送車両法上は第1種原動機付自転車(四輪)となり、普通自動車免許が必要。法定速度は60km、最大積載量は30kg。原動機付自転車のような「二段階右折」やヘルメットの着用義務はない。

個人向けを主体にしたP・COMとビジネスユース向けのB・COMの2タイプを設定。B・COMには用途に応じて選べる荷室または荷台を用意している。年間販売目標は3000台。

網岡社長は「初代コムスを発売した2000年以来、いつの日か超小型車が注目される世の中が来ることを願っていたが、ようやくコムスを始めとする超小型車が社会に必要とされ、人々の生活に浸透する時代がきたと感じている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る