ダイムラーは6月29日、メルセデス・ベンツの米国アラバマ州タスカルーサ工場において、新型『GLクラス』の生産を開始したと発表した。
タスカルーサ工場は1997年、メルセデス・ベンツにとって初の海外生産拠点として稼働。最初にラインオフしたのは初代『Mクラス』で、その後、GLクラスや『Rクラス』も生産車種に加わった。2011年には、年間14万8000台以上を生産している。
新型GLクラスは2012年4月、ニューヨークモーターショー12でデビュー。2代目となる新型は、「ファーストクラス」をテーマに、高級サルーンの代名詞的存在、メルセデス・ベンツ『Sクラス』に匹敵する快適性を追求した。
最上級グレードの「GL500 4マチック ブルーエフィシエンシー」は、Sクラスと共通の新世代4.6リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力は408ps、最大トルクは61.2kgmを引き出す。2.5tに迫る重量級ボディながら、0-100km/h加速5.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現する。
ダイムラーのウォルフガング・ベルンハルト取締役は、「品質こそ、我々が最も重視する点だ。タスカルーサ工場は新型GLクラスの生産において、素晴らしい仕事を成し遂げるだろう」とコメントしている。