日産、大阪でリーフを活用したV2Hシステム250セットを無償提供

エコカー EV
日産、大阪府と大阪市にリーフとV2Hシステムを無償で提供
日産、大阪府と大阪市にリーフとV2Hシステムを無償で提供 全 3 枚 拡大写真

日産自動車は7月3日、大阪府、大阪市と共同で、電気自動車(EV)からの電力供給システム「ビークル・トゥ・ホーム(V2H)」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施すると発表した。

日産は、EV「リーフ」とニチコンが開発したEVパワーステーションを大阪府、大阪市の官公庁施設に50台、大阪府内の民間向けに200台の合計250台のセットを無償で提供する。このうち。民間向けは、大阪府にある介護指定事業者や一般企業を対象に希望者を募集する。リーフの無償提供は2013年3月末まで。

電力供給システムは、EVに搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。夜間電力や太陽光発電を使ってEVに充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献する。停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用できる。

大阪府、大阪市と共同で同日行われた記者会見で日産の志賀俊之COO(最高執行責任者)は「夜間にクルマのバッテリーに充電した電気を、電力需要の高い昼間に住宅やオフィスに使うことで、ピークシフトに貢献する全く新しいシステム。節電は今や年間を通じた国民が取り組べき重要な問題で、システムの活用によって、(電力不足が懸念される)大阪での大規模なピークシフトに貢献できることを嬉しく思う」とコメントした。

日産は、今後も電力需給対策が求められる地域でリーフを活用したV2Hによる節電対策の支援を行っていく方針。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る