タブレット対電子書籍専用端末、双方のメリット・デメリットは

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電子書籍閲覧端末利用者が指摘する良い点
電子書籍閲覧端末利用者が指摘する良い点 全 4 枚 拡大写真

 ICT総研は10日、2012年度電子書籍コンテンツ需要予測に関する調査結果を発表した。

 2011年度の電子書籍コンテンツ市場は671億円で、1年前時点での同社予測700億円を下回っており、2012年度以降についても、当初期待されていたよりも鈍い成長がとなる見込み。今後は従来型携帯電話向けの減少を、スマートフォン・タブレット・電子書籍専用端末向けが補完するだけでなく、市場全体を牽引する形で拡大。2016年度には電子書籍コンテンツ市場全体で1,840億円と、2011年度比2.7倍に達すると見込まれた。

 一方で、電子書籍閲覧端末(電子書籍専用端末、タブレット端末)の出荷台数規模について、2011年度はタブレット端末の出荷好調に支えられる形で、前年比3.4倍の302万台を記録した。今後も電子書籍閲覧端末は順調に増加を続け、2016年度には2011年度比3.7倍の1,120万台にまで拡大する見込み。ただし、タブレット端末が中心で、専用端末の構成比は2割だとのこと。またユーザーに満足度を尋ねると、すべての項目で、タブレット端末
の満足度が電子書籍専用端末を上回っていた。特に、「端末の機能・性能」「端末の形状・デザイン」の項目
については、両者の満足度ポイントが10ポイント前後離れており、差が大きい。ただし、「端末の価格」につ
いては、両者の差はわずか2.6ポイント。タブレット端末ユーザーと電子書籍専用端末ユーザーとで、満足度はほぼ変わらない結果となった。

 電子書籍閲覧端末ユーザーに、自身が利用している端末の良い点を尋ねると、「画面が閲覧しやすい」点を19.5%のタブレット端末ユーザーが指摘したのに対し、電子書籍専用端末ユーザーは9.6%と差が付いた。一方で、「サイズ、重さがちょうど良い」については電子書籍専用端末ユーザーが22.9%とタブレット端末ユーザーの20.9%を上回り、「バッテリーの持ち時間に満足」についても電子書籍専用端末ユーザーーが18.7%とタブレット端末ユーザー11.3%を上回った。

タブレット「閲覧しやすい」vs.電子書籍専用端末「バッテリーの持ち」……ICT総研調べ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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