2012年上半期、金融円滑化法による貸付条件変更後の倒産が倍増

自動車 ビジネス 国内マーケット

東京商工リサーチが発表した2012年上半期(1-6月)の中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産企業件数は前年同期の2.1倍の106件と倍増した。

前年同期は50件だった貸付条件変更利用後の倒産件数は、106件となった。2011年7月以降、12カ月連続で前年同月を上回っており、倒産件数は高水準で推移している。

産業別では、建設業が29件で最も多く、全体の3割近くを占める。次いで製造業の27件、卸売業の19件、サービス業他の13件、小売業の9件と続く。

同社では、円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産件数の増加は、金融支援で下支えされても、なかなか業績が好転しない企業の多さを反映したと分析している。

来年3月末の円滑化法の期限切れを見越して、出口戦略が打ち出されているが、金融機関では不振企業に対して評価の厳格化を一層進める見通し。このため今後、さらに倒産件数が増加する可能性が高い。

円滑化法と並ぶ金融支援策だった「景気対応緊急保証制度」は、2011年3月で取扱いを終了したが、2012年上半期の「景気対応緊急保証制度」利用後の倒産は前年同期比27.1%減の43件にとどまっている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
  5. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る