1300kgで570馬力、富士のベストラップは1分44秒台…ランボルギーニ スーパートロフェオ シリーズ

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ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ@富士
ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ@富士 全 12 枚 拡大写真

アウトモビリランボルギーニが主催する、“ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ”が、富士スピードウェイにおいて開催された。

【画像全12枚】

7月14日~15日に開催されたこのレースは、セパン・インターナショナルサーキット(マレーシア)での第1戦に続く、2戦目である。

このレースは、ランボルギーニによって運営され、ホスピタリティをはじめ、全ての車両のメンテナンスが行われるため、ドライバーはそのままサーキットへ赴けば、レースが出来る準備が完了している状態となる。そのためか、ドライバーは比較的リラックスした状態でレースを迎えることが出来ていたようだ。

その実力は、富士スピードウェイでのベストタイムは1’44.333、平均速度は157.446km/h(路面コンディションはドライ)という結果であった。これはポルシェ『911 GT3カップ』のワンメイクレース、「ポルシェ・カレラカップ・ジャパン」と比較してもおよそ2秒早いラップタイムだ。

マシンは、『ガヤルドLP560-4』の軽量化バージョンで、乾燥重量は1300kg(ガヤルドLP560-4は1410kg)である。また、大型のリアスポイラーを採用した結果、約4倍のダウンフォースを得ることが出来るとアウトモビリランボルギーニR&Dダイレクター兼モータースポーツ責任者のマウリッツィオ・レジャーニ氏は語る。また、パワーは570馬力となる。

そのマシンは、ランボルギーニによって管理、メンテナンスされるため、ドライバーによって、細かなセッティングを変えることは基本的には出来ず、イコールコンディションでのレースとなる。また、全6戦のレース期間中はそれ程日程に余裕がないため、練習はほとんど行えないが、それが終わると、オーナー自らの手で練習走行を行うことが可能だと関係者は語った。

また、レジャーニ氏によると、このマシンの耐久性は非常に高く、ヨーロッパ選で走っている20台のうち、18台はファーストシーズンからなので、4年走っていることになると述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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