日野自動車は、「日野チームスガワラ」が8月12日にスタートする「ラリーモンゴリア2012」に、新型レーシングトラック『レンジャー』で参戦すると発表した。
ラリーモンゴリア2012は、モンゴルのウランバートルを発着地とし、8日間で約3000kmを走破するラリー。ゴビ砂漠の砂丘ステージや、ダカールラリー期間中と同様、日中の気温が約40度近くまで上昇することから、日野チームスガワラはダカールラリーに向けた実戦的走行テストと位置づけている。
今回の参戦車両には、チーム史上初採用となる電子制御(コモンレール式)エンジンとディスクブレーキのテストを重点的に行う。
ドライバーは、ダカールラリーのトラック部門排気量10リッター未満クラスで3連覇中の菅原照仁選手。また、ラリー環境に順応するため、チームの新人スタッフがオフィシャルスタッフとして同行、若手を育成する。
車両は7月14日、日野自動車の羽村テストコース(東京都羽村市)で、新型レーシングトラックの走行テストを実施した。19日にモンゴルへ向けて出発する。
走行のようすを記録した動画も公開されている。