フィアットグループは7月17日、6月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。クライスラーグループを含めた総販売台数は、約8万台。市場シェアは4.6%だった。
ブランド別では、主力のフィアットが約5万8000台。市場シェアは4.6%となった。新型『パンダ』が前年同月比10%増の約1万9000台、『500』が約1万4000台と好調。2012年上半期(1‐6月)実績では、フィアットブランドは32万8000台を売り上げ、4.8%のシェアを確保する。
ランチアとクライスラーの6月実績は、前年同月比0.2%増の約1万台。上半期では5万6000台以上を販売し、前年同期比は1%増と微増だった。
アルファロメオブランドは販売不振が続いており、6月は約9000台にとどまる。上半期実績は約5万4000台で、市場シェアも0.8%へ後退している。
ジープブランドは好調。6月は前年同月比19.4%増、上半期では41.4%もの伸びを示す。好調の要因は、『グランドチェロキー』。6月は51%増、上半期は211.3%増と大きく伸びた。