19日の株式市場、スズキが57円安の1451円と9日続落し、連日で年初以来安値を更新した。インド市場の低迷を懸念する売りが続いているもよう。なお、インド子会社で従業員による暴動が伝えられており、株価の重しになりそうだ。
そのほかの自動車株は値ごろ感からの買いが入り全面高。日産自動車が15円高の728円と続伸。大手経済紙が「韓国ルノーサムスンに多目的スポーツ車(SUV)などを生産委託する検討に入った」と報じたが、特に材料視されなかった。
トヨタ自動車が21円高の3020円、ホンダが41円高の2516円と続伸。いすも続伸し、日野自動車、富士重工業が反発。マツダ、ダイハツ工業もしっかり。
三菱自動車は反落した。
全体相場としては、米国株高を背景に、ハイテク株を中心に買いが先行。しかし目立った新規材料は見当たらず、買い一巡後はプラス圏ながら方向性のない展開となった。
アジア市場も伸び悩みの展開となったが、平均株価は前日比68円81銭高の8795円55銭と反発して終了。