円谷プロの特撮ドラマ マイティジャック がDVDに

モータースポーツ/エンタメ 出版物
全 2 枚 拡大写真

「ウルトラ」シリーズで知られる円谷プロが、1968年に製作した特撮テレビシリーズ『マイティジャック』と、その続篇『戦え!マイティジャック』が2013年にDVD-BOXで発売される。
『マイティジャック』は、当時『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』で絶大な人気を獲得していた円谷プロが、大人向けの特撮SF番組という新たなジャンルを開拓すべく取り組んだ野心作である。国際基金によって結成された秘密組織「マイティジャック」(略称:MJ)が、地球の防衛・建設・救助の三つを目的に、万能戦艦マイティ号に乗り組んで、正体不明の悪の組織Qの魔手から人々を守るべく、日夜戦い続けるというストーリーだ。

主演には日活の大スターであった二谷英明さんを迎え、南廣さん、天野英世さん、二瓶正也さんら、特撮番組ではお馴染みの俳優陣も集結。制作費は、当時のテレビドラマ史上最高額と言われる1000万円超を投じ、劇場映画に匹敵するほどの規模で制作された。
1968年4月よりフジテレビ系で60分番組として、全13話を放送。その後、7月からは30分番組にリニューアル、『戦え! マイティジャック』と改題して、さらに全26話を放送している。

『マイティジャック』において、とりわけ評価が高いのは、マイティ号をはじめとする精巧なミニチュアやセットなど、スケール感にあふれた特撮技術の数々で、その後の特撮やアニメにも大きな影響を与えたメカニック描写は、「円谷プロの最高傑作」として、今なお熱い支持を受けている。

本作の熱烈なマニアとしてファンの間では有名なのが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の監督である庵野秀明さんである。現在、東京都現代美術館で好評開催中の「館長 庵野秀明 特撮博物館」では、数ある展示物の目玉として、全長3メートルにおよぶ万能戦艦マイティ号の撮影用モデルが、当時の技術をもとに復元されている。
六本木のニコファーレで行なわれた記者会見でも、マイティ号を会場に持ち込んで挨拶をしたほどだ。今回のDVD化で、さらに「マイティジャック」への注目は高まりそうである。
[多摩永遠]

DVD-BOX『マイティジャック』
発売日: 2013年1月21日  定価: 16,800 円(税込)
本編: 689分(予定)
封入特典: ブックレット(予定)   初回封入特典: あり(内容未定)
映像特典:ボーナスディスク(「K52 を奪回せよ」パイロット版、「S 線を追え」パイロット版、「メカグラフィティ」ほか収録)

DVD-BOX『戦え!マイティジャック』
発売日: 2013年5月21日  定価: 16,800 円(税込)
封入特典: ブックレット(予定)  初回封入特典:あり(内容未定)
映像特典: ボーナスディスク(内容未定)

発売元: 円谷プロダクション 販売元:東映・東映ビデオ

東映ビデオ http://www.toei-video.co.jp/

庵野秀明監督も絶賛 円谷プロの特撮ドラマ「マイティジャック」がDVD-BOXに

《animeanime》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る