スズキ「厳正な態度で臨む」…マルチスズキのインド工場暴動

自動車 ビジネス 企業動向
スズキのマネサール工場
スズキのマネサール工場 全 6 枚 拡大写真

スズキは、マルチスズキのインド工場における暴動に関して詳細を発表した。

暴動のきっかけは、インド現地時間7月18日朝、スズキのインド製造販売子会社マルチスズキのマネサール工場(ハリアナ州)での休憩時間に、インド人班長がインド人従業員に仕事について注意をしたところ、同従業員が同班長に暴力を振るってきたことが発端。

この件をインド人班長が人事部に報告、当該従業員に停職処分を決定した。その後、同従業員は労働組合に救済を申し出。労働組合は停職処分の撤回を求めた。

同日15時ごろから一勤のインド人従業員が構内に集結し始めた。この間、グルガオンの労働官と同社の労働組合、人事部がマネサール工場内事務所で話し合いを行っていたという。

19時30分ごろ、約100名の暴徒化したインド人従業員が事務所に乱入、事務所にいたスタッフに暴力を加えた。

結果、死亡1名、負傷者は41名が入院し、46名が病院で治療した。建物は事務所と守衛所が放火された。設備について大きな被害は無いが調査中としている。

暴徒は100名前後。当初40名ほどの警察官が来たが、沈静化した後は検挙のため数百名の警官が敷地に入り調査を開始した。今回の暴動が計画的に発生したのか、偶発的に発生した問題かを調査する。

スズキは「このような行為は、国家や会社に対する暴力行為と受け止め、厳正な態度で臨む。亡くなったインド人幹部はマネサール工場の人事部長であり、温厚な人物であった。事件の調査があるため19日に続き20日もマネサール工場は休業とする予定」としている。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る