タニタは、眠りの深さや状態を計測し、インターネット上のクラウドサーバでリアルタイムに遠隔管理することができるネット対応型の睡眠計スリープスキャン「SL-511」を開発した。事業者向けに、初年度2,000台の販売を計画している。
この商品を使うことで、利用者はタニタが運営するスリープスキャン専用サーバへアクセスし、いつでもどこでも解析結果を確認することができる。同時に家庭用の睡眠計スリープスキャン「SL-503」「SL-504」の2機種を、8月10日に発売する予定である。
「SL-511」は本体がマット型のセンサーとなっており、測定者が寝具の下に敷いて眠るだけで、自動的に計測を開始。計測した睡眠データは、Wi-Fi方式による無線通信で、インターネット上にあるスリープスキャン専用のクラウドサーバに転送し、解析する。利用者はこのサーバにアクセスすることで、解析結果をいつでも確認することができる。
また、ワシントンホテルやホテルグレイスリーなどのホテルを全国に展開する藤田観光、ヒーリング音楽を手掛けるデラ、「香り」を使ったソリューションを提供するエアアロマジャパン株式会社の3社と協業し、新しい安眠ルームの開発に着手する予定。メンタルフィジック音楽やストレスを軽減するアロマオイルを活用して安眠を促し、その効果を「SL-511」で測定することで、満足できる睡眠環境の提供を目指していくようだ。
現在、日本人の5人に1人が睡眠に何らかの悩みを抱えていると言われている。日々の睡眠を管理し、健康に過ごすために本商品の需要は順調に高まっていくだろう。