アストンマーチンとイタリアのカロッツェリア、ザガートのコラボレーションで生まれたスーパーカー、アストンマーチン『V12ザガート』。同車の生産台数が、当初予定よりも大幅に少なくなることが判明した。
これは、アストンマーチンが声明で明らかにしたもの。同社は声明の中で、「V12ザガートの生産台数を101台にする」と発表したのだ。
V12ザガートは、アストンマーチンとザガートとの50年に渡る協力関係を記念して開発。フロントに搭載されるのは、『V12ヴァンテージ』譲りの6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンで、最大出力517ps、最大トルク58.1kgmを引き出す。
軽量化も追求されており、ダブルバブルと呼ばれるルーフやボンネット、ドアはハンドメイドのアルミ製。前後フェンダーやドアシル、トランクリッドには、軽量なカーボンファイバー素材が使われた。
V12ザガートは当初、2012年後半から、限定150台を生産する計画だった。しかし、今回の声明では、これを49台も下回る限定101台に絞り込まれた形。アストンマーチンは、その理由を公表していない。
ちなみに、英国でのベース価格は、33万ポンド(約4020万円)。限定生産台数が絞り込まれたことで、V12ザガートの希少性が高まるのは間違いないところだ。