電子情報技術産業協会が発表した2012年上半期(1-6月)の民生用機器国内出荷金額は、前年同期比42.9%減の8475億円と大幅マイナスとなった。
映像、音声、カーAVCを含めた全体として大幅マイナスとなったのは、アナログ停波による地デジ化特需があった前年のレベルが高かったことから、今期は映像機器が反動により同61.5%減と落ち込んだため。
一方、カーAVC機器は、震災で落ち込んだ昨年の反動とエコカー補助金効果などで国内新車販売が好調なため、同34.5%増の3451億円と好調だった。
カーAVC機器の国内出荷実績では、カーナビゲーションシステムが同46.3%増の302万2000台となった。このうち、フラッシュメモリその他は同54.9%増の191万8000台、HDDタイプが同44.4%増の103万7000台、CD/DVD-ROMタイプが同38.5%減の6万7000台だった。
フラッシュメモリその他の内数であるPNDは同15.7%減の37万5000台だった。
カーテレビは同138.6%増の68万8000台と2倍以上の伸び。カーDVDが同15.2%増の11万1000台、カーCDプレーヤーが同18.5%増の185万台だった。
ETC車載ユニットは同23.5%増の199万9000台と好調だった。